ゼロカット

意味と解説

ゼロカットとは?

海外FXにおけるゼロカットとは、トレーダーが預託した証拠金以上の損失を被ることで借金を背負わなくなる(追加証拠金の請求が無くなる)仕組みです。

含み損が大きくなるとロスカットによってポジションは決済されますが、急激で大幅な相場変動によって含み損が急激に大きくなってしまった場合はロスカットが間に合わないことがあります。そして、口座残高が0円より低いマイナス残高になってしまうことがあります。

一般的にネガティブ・バランス・プロテクション(Negative Balance Protection、NBP)のことをさします。

取引口座の預託証拠金額が取引により損失を被りマイナスとなってしまった場合に、FX会社によりそのマイナス分の損失を補てんする仕組みのことです。

ゼロカットは和製英語

ゼロカットは和製英語であり、みんなで海外FXなどの大手メディアではNBPもしくは追証なしと表記しています。

また、ゼロカットおよびNBPは造語のため、各社窓口に言葉の意図が伝わらない可能性があります。損失補てんをご希望の場合の言葉としては、ネガティブ・バランス・プロテクションをご利用ください。

日本の法律で禁止されている損失補填

ゼロカットは、日本以外では多くのFX業者(FXブローカー、FX会社)が採用しています。

特に金融規制の緩いオフショアやオフショアに似る金融監督機関に管理されるFX業者で採用される傾向にあります。

日本やいくつかの先進国では、このゼロカットにあたる「損失補てん(損失補填)」を禁止する国もあり、各国・各地域の法律により違います。

ゼロカットは義務ではない

ゼロカット対応(追証なし、損失補てん)は、単純にFX会社がトレーダーの取引の損失を肩代わりする仕組みです。

トレーダーの取引手法や相場の急変時における多大な損失など、FX業者の資金的体力次第では遂行されないこともあります。

損失補てんを受けられない取引手法とは、無計画・ギャンブル的手法により故意にマイナスを発生させているとみられる場合などがそれにあたります。

ゼロカットは、一部の国や地域では法的な義務や契約に則ったサービスではなく、各種重要事項説明書には明示されないあくまで企業努力的サービスである可能性があることをご理解ください。

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
ゼロ・カット
スペルZero Cut

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