意味と解説
1. ロールオーバー(Roll Over)とは、ポジションの繰越し・先延ばしのことです。
本来、外国為替のインターバンク市場での現物取引(スポット)の場合は、2営業日後に現物の受渡しが行われますが、個人トレーダー向けの外国為替証拠金取引、いわゆる現物通貨の交換を行うことのないFXでは、トレーダーが決済するまで自動的に毎日、翌日へとロールオーバーが行われます。
2. ポジション(注文)を翌受渡日へ持ち越す処理をロールオーバーと表現します。
受渡日が異なる取引日を超えてポジションを保有すると、ロールオーバーが行われ、受渡日が延期されます。
一旦、反対売買を行い、翌受渡日分の取引として建て直しの処理が行なわれます。
3. 先物取引で、売り建て(買い建て)ていた、受け渡し決済の到来する月(限月)に最も近い銘柄を、買い(売り)戻して一旦決済し、限月の遠い銘柄を売り建て(買い建て)ることによって、現物決済を避け、先物取引のポジションを更新・維持することをロールオーバーと言います。
4. ロールオーバーは、受け渡し決済の繰り延べのことです。
FXでは、トレーダーが保有する未決済注文(オープンポジション)が、各社のサーバータイムに従い、翌日へ持ち越すロールオーバーが自動的に実施されます。
また、自動的なロールオーバーと共に、自動的にスワップ・ポイント(Swap Point)が発生します。
毎日の利益となるだけでなく、支払いが発生することがあるスワップ・ポイントにはご注意下さい。
スペルと読み方
ふりがな
ふりがな (読み仮名) | ろーるおーばー |
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