新株落ち

意味と解説

会社が株主に対して新株引受権を与えて増資を行うことを決定すると、株主は新たな株式引受権を獲得することになります。しかし、この権利は決定日の当日に株式を 所有していた株主に帰属するため、決定日以降に第三者に株式を譲渡しても新株引受権 は付属しません。このようにして、新株引受権の消滅した状態のことや、権利消滅後の 取引価格を新株落ちと呼びます。なお、新株引受権が発生するのは、会社が株主に対し て新株引受権を与えて増資を行うことを決定した当日に限られますが、取引所での株式 売買にともなう決済は売買約定日の4日後であるため、実務上の新株落ちは増資決定の4日前と言うことになります。新株落ちになると、株価は値下がりします。権利落ちと も言います。

同義語:権利落ち

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
しんかぶおち

Mobile Flip Menu

ドロワーを閉じる

2024 © FINANCE-PEDIA.COM