意味と解説
企業が増資を行う際に、特定の第三者に新株引受権を与え、新株を引き受けさせること。現在、株主であるかどうかを問わず、取引先、取引金融機関、自社の役職員などの縁故者に対して行われることが多いため、縁故募集とも言います。多くの場合、第三者割当増資は未公開会社で行われます。公開会社が第三者割当増資行うのは、業績悪化にともなう再建資金の調達や、資本提携などといったケースが多く見られます。こうした場合、既存株主の利益を損なわないため、新株を特定の第三者に特に有利な価格で発行する時には株主総会でその理由を開示し、特別決議を経る必要があります(商法第280条の2、第280条の10等)。
スペルと読み方
ふりがな
ふりがな (読み仮名) | だいさんしゃわりあてぞうし |
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