Derivative Security

意味と解説

派生証券のこと。一般的にはデリバティブと呼ばれています。現 物(キャッシュ)商品に対する言葉で、その取引の多くは賃借対照表に載らない簿外(オフバランス)取引となります。金融商品の価格変動リスクを回避し、低コストの調達や高利回りの運用を確保する目的で開発された取引ですが、最近はデリバティブ自体を投機対象とする取引が拡大しています。実際、金や原油などの原資産の動きに依存して値が大きく変化するため、リスク管理体制の問われる金融商品と言えるでしょう。原資産、原証券に関しては制限がありません。しかし、通常は取 引されている証券の価格を用い、株式、債券、通貨交換レート、金 利あるいは金や原油などが挙げられます。Future(フューチャー)、Forward(フォワード)Swap(ス ワップ)Option(オプション)などが代表的なデリバティブです。 また、これらの複合型としてCompound Option(コンパウンド・ オプション)と呼ばれるオプションのオプションや、Swaption (スワップション)というスワップのオプションなども取引されており、デリバティブの市場は急速に拡大していく傾向にあります。

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
でりばてぃぶ・せきゅりてぃー

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