FATCA

意味と解説

FATCA(ファトカ)とは、アメリカ人が、米国外(他の国や地域)の金融口座を利用して租税回避することの防止を目的に2010年3月18日に成立したアメリカ合衆国(米国)の外国口座税務コンプライアンス法(Foreign Account Tax Compliance Act、米国の税法)のことです。

FATCAは、正式名称の英語「Foreign Account Tax Compliance Act」の頭文字をとった略称です。

FATCAは、米国企業による米国外の金融機関への源泉徴収や、米国外の金融機関に対して口座の報告義務などを課しています。

米国は、FATCAの成立により米国外の金融機関に対して、米国顧客等の口座情報を米国内国歳入庁(IRS)に提供する義務が課せられるようになりました。

日本へのFATCAの影響

また、米国におけるFATCAの成立を受けて日本の金融庁及び国税庁は「米国の外国口座税務コンプライアンス法の対応について」(金監1340号、官際1-44)を日本国内の金融機関に対して発出しました。

日本国内の金融機関は、この声明を踏まえた取り組みを実施するよう要請されて遵守に取り組んでいます。

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
ふぁとか
スペルForeign Account Tax Compliance Act

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