サーキットブレーカー

意味と解説

サーキットブレーカーとは?

FX・CFD取引で使われるサーキットブレーカーとは、一時的な取引停止措置のことです。

サーキットブレーカーは、英語でCircuit breakerと書かれます。CBやCB制度と略されることもあります。

急激な相場の変化の時にサーキットブレーカーは発動されて、一時的にチャート配信が止まり、取引できない状態になります

“サーキットブレーカー発動によるお取引停止は一時的であると予想されており、その日のうちに解決される可能性が最も高いです。しかし、解決するまでの明確なタイムラインは示されておりません。その為、価格が再開するまで、市場全体への影響は明確ではありません。”
– AnzoCapitalの日本語公式Twitter

サーバーダウンなどではなく、サーキットブレーカーによって取引できない場合、「サーキットブレーカーが発動した」と表現します。

各取引所が導入するサーキットブレーカー制度

サーキットブレーカーを発動する権利は、東京証券取引所などの各取引所が持っています。

最近では、仮想通貨取引所でもサーキットブレーカーが導入されています。

そして、それら取引所ではサーキットブレーカーを発動させる条件定義をしており、サーキットブレーカー制度として公開しています。

サーキットブレーカーが発動すると、海外FX口座のトレーダーもトレードできない状態になります。LPまたはインターバンクとして機能している取引所が停止することで、注文が通らなくなります。

サーキットブレーカーを発動させる目的

サーキットブレーカーの本来の目的は、「急変する相場の際、投資家に対して冷静な判断を求めて、更なる混乱を避けるため」です。

そして、サーキットブレーカーによって取引が停止している間に新たな金融政策などが発表して、乱降下などが続かない様に市場を落ち着かせる意図があります。

サーキットブレーカーが1度発動すると、およそ10分ほど一時的に取引できない時間がつづきます。

サーキットブレーカーは、市場をコントロールするための時間稼ぎをする役割とも言えます。

しかし、サーキットブレーカーが発動すると不安が広がることが多く、その後は不安定な状態が続くことが多い傾向にあります。

最近のサーキットブレーカー発動と理由・原因

サーキットブレーカーは、日本だけでなくアメリカなどの世界各国の取引所で大きな事件が起きるたびに発動されています。

  • 2001年9月 アメリカ同時多発テロ事件
  • 2008年8月 リーマン・ショック
  • 2011年3月 東日本大震災
  • 2013年5月 アベノミクスによる株価暴落
  • 2016年5月 マイナス金利、ブレグジット
  • 2020年3月 新型コロナウイルス、原油価格戦争

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
サーキット・ブレーカー
スペルCircuit breaker

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