意味と解説
スワップ・ポイントとは?
スワップ・ポイントとは、トレーダーがFXやCFDの注文(オープンポジション、建て玉)を翌日まで持ち越した際に受け払いされる金利差の調整金額のことです。
金利の調整=スワップ・ポイント
スワップ・ポイント(Swap Points)は金利差調整額とも呼ばれ、FXの場合は通貨ペアを構成する法定通貨間の金利・年利回りの格差から発生します。スワップ・ポイントは、金利スワップやスワップ・レート(Swap Rate)と呼ぶこともあります。
スワップ・ポイントの値は各通貨ペア毎に異なり、さらにロング・ポジション(買い注文)とショート・ポジション(売り注文)でも異なります。
また、スワップ・ポイントに伴って発生する利益・損失はFX業者(FXブローカー、FX会社)側のシステムで全て自動的に行われるため、トレーダーがスワップ・ポイントによる損益を計算する必要はありません。
プラス・スワップで利益が受け取れる例
以下が、スワップ・ポイントがプラス(プラス・スワップ)の時に、利益を受け取れる例です。
- アメリカの政策金利が日本の政策金利より高い時に、ドル円(USD/JPY)の買い注文を出す
- FX口座のサーバータイムで翌日へと注文を持ち越す
- スワップ・ポイントがプラスになっている場合、スワップ・ポイントによる利益が口座残高に反映される
- 該当するドル円の注文が決済された後、プラス・スワップによって受け取った利益が出金できる
スワップ・ポイントで発生した利益の出金
通常は、スワップ・ポイントによる利益は、対象の取引中の銘柄を決済すると確実な利益として確定して、出金できる様になります。未決済注文(オープンポジション)の状態では、スワップ・ポイントによる利益だけを出金することは出来ません。
注文を翌日まで持ち越すことをロールオーバー(Rollover)と呼びます。
スワップ・ポイントに伴う損益の計算方法
スワップ・ポイントによる利益と損失の計算は、スワップ・ポイントの計算方法をご確認ください。
スワップ・ポイントの注意点
スワップ・ポイントには、プラス・スワップ(+)とマイナス・スワップ(-)があります。
プラス・スワップの注文なら金利差分の利益を受け取れます。
しかし、マイナス・スワップの注文なら金利差分の損失を被ります。
マイナス・スワップによる損失が発生した場合
「マイナス・スワップの注文で金利差分の損失を被る」とは、金利差分の支払いが発生することで、口座残高からその分だけ自動的に差し引かれます。
買い注文と売り注文とプラス・スワップとマイナス・スワップ
スワップ・ポイントは銘柄でも異なりますが、ロング・ポジションとショートポジションでも海外FX口座でも違います。
さらに、金利水準が大幅に変わるとスワップ・ポイントの受け払いの立場が、翌日には逆転する場合もあります。
スワップ(Swap)の意味
スワップ(Swap)とは交換という意味で、等価のキャッシュフローを交換する取引の総称です。
スペルと読み方
スペル | Swap Points |
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