イールドカーブ

意味と解説

イールドカーブ(Yield Curve、利回り曲線)とは、残存期間が異なる複数の債券などにおける利回りの変化をグラフ(横軸・X軸は残存期間、縦軸・Y軸が債券などの利回り)のことです。

債券のイールドカーブの例

イールドカーブについて、債券の中でも代表的な国債を例に説明します。

国債には償還期間が短期から長期といろいろあります。ここでは、1年、3年、5年、10年と期間がある国債を考えてみます。

国債には利回りがあり、簡素化のために、1年物が0.5%、3年物が1%、5年物が1.5%、10年物が2%と、長期になるにしたがって利回りが高くなっているとします。

そして横軸・X軸に国債の期間(右に行くほど長期)、縦軸・Y軸に利回りを振ったグラフを作ってこれら4つを記入し、4つの点を線で結びます。

点を結ぶと曲線ができあがるので、このような債券の償還期間と利回りをグラフにしたものが、イールドカーブと呼ばれます。

イールドカーブの曲戦は、右上がり

通常はイールドカーブの曲戦は右上がりになっています。イールドカーブが右肩上がりとなるのは、長期の国債ほど利回りが高いためです。

長期の国債ほど利回りが高い理由は、長期国債ほどリスクが高いため、利回りが高くないと買いたがる市場参加者が少ないという点が一つあります。

あるいは政策金利が将来上昇すると予想されている時なら、長期国債は将来の金利上昇を見越して利回りが高くなるということも理由の一つにあります。

関連: 逆イールド

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
いーるどかーぶ
スペルYield Curve

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