リクオート

意味と解説

リクオートとは?

FX・CFDのリクオートとは、注文時に希望価格・表示価格で約定されずに新しい価格での注文を提案されることです。

リクオート(Requote)は直訳すると、再引用の意味です。

リクオートが発生すると、MT4やMT5などの取引ソフト(取引プラットフォーム)で注文した際に下記のような画面が表示されます。

“Requote

? New Quotes: 31.22341 / 31.22351

Do you want to BUY 1.00 EURUSD at 31.22351?

OK Cancel”

OKをクリックすると、リクオートされた価格で注文が実行されます。

リクオートとスリッページの違い

リクオートとスリッページ(Slippage)は違います。

スリッページとは、注文したら表示されている金額とはズレた(滑った)金額で約定することです。

リクオートであれば注文をするか(または、決済をするか)の選択が出来ます。

しかし、スリッページでは注文・決済をするかの選択画面が表示されません。

なぜ?リクオートが発生する理由と原因

リクオートの発生は、急激な価格変動が起こるハイボラティリティーの市場やスプレッドの広がりやすいリクイディティーが低下した市場が原因・理由です。

FX業者(FXブローカー、FX会社)ごとに契約・接続しているリクイディティープロバイダーが違うことや注文の処理の仕組みの違いで、リクオートが発生しやすいFX業者やリクオートが発生しないFX業者があります。

リクオートなしの海外FX業者

XM(XMTrading)などの海外FX業者では、リクオートなしという取引環境と取引条件になります。

リクオートなしとは、リクオートが一切発生しないことでメリットが多く、魅力的な特徴のある取引環境になります。

ただし、リクオートなしのFX業者が、必ずDD方式(OTC方式)採用のFX業者というわけではありません。NDD方式でもインスタントエグゼキューション採用のFX業者やFX口座ではリクオートは基本的に発生しません。 関連: カウントダウン方式とストリーミング方式の違い

リクオートとオフクオートの違い

リクオートと似た言葉にオフクオート(Off Quote)という言葉があります。

オフクオートとは、トレーダーの希望する注文に対して市場(マーケット)に相対する注文がない場合に注文が成立しないことです。

リクオートでは注文をする/注文をしないという選択が出来ますが、オフクオートでは注文ができません。

また、オフクオートは、取引量が多い注文(大ロットの注文)などで発生することがあります。

オフクオートが発生しない = 約定拒否なし

オフクオートが発生しない取引環境と取引条件の海外FX業者では、約定拒否なしという表現で解説していることがあります。

例えば、自動取引ソフト EA(エキスパートアドバイザー)を使った自動売買では、リクオートもオフクオートも発生した際は組み込まれたアルゴリズムに従って対処されます。

しかし、それらリクオートもオフクオートが頻繁に発生する取引環境と取引条件では、思い通りの利益を出せなる可能性が高くなります。

スペルと読み方

ふりがな ふりがな
(読み仮名)
りくおーと
スペルRe-quote

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