意味と解説
① 国内総生産とは一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額。経済を総合的に把握する統計で、国内総生産の伸び率が経済成長率に値する。
国内総生産には名目国内総生産(名目GDP)と実質国内総生産(実質GDP)がある。実質GDPは、名目GDPから物価変動の影響を除いたものである。また、名目GDPを実質GDPで割ったものをGDPデフレーターと呼び、このGDPデフレーターの変動が物価変動となる。
② 一国の経済成長の推移を見る代表的な景気指標。国内の経済活動によって生み出される付加価値の合計です。
付加価値とは、具体的に国内の消費と投資活動を指します。国内の消費と投資活動が活発で景気が好調であれば、GDP成長率が伸び、プラス成長となります。反対に景気が後退していれば、GDP成長率は減少し、マイナス成長となります。英語ではGDP(Gross Domestic Productの略)といいます。
日本のGDPは内閣府が四半期、1年、年度ごとの数字を発表しています。なかでも重視されるのが、物価変動の影響を除いた実質GDPです。米国のGDPは商務省が発表しています。速報値と改定値がありますが、前者と後者の数字にかなりブレが生じるので、市場では改定値の方を注目しています。
スペルと読み方
ふりがな
ふりがな (読み仮名) | こくないそうせいさん |
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