米国非農業部門雇用者数

意味と解説

アメリカの雇用統計指標の一つ

NFPとは、米国非農業部門雇用者数（Non-Farm Payroll）のことです。

米国非農業部門雇用者数の数は、第一次産業の農業および自営業者を除いた、対象月に新しく雇用された就労者数です。

また、1.2や-0.1などのポイントで発表されます。

NFP発表と為替相場への影響は？

NFP（米国非農業部門雇用者数、Non-Farm Payroll）が発表されると、次の2つの判断が出来ます。

• NFPの数値が前回に比べて良い場合は、アメリカの景気回復であり、ドル高になる
• NFPの数値が前回に比べて悪い場合は、アメリカの景気下降であり、ドル安になる

NFP発表はいつ?

NFP（米国非農業部門雇用者数、Non-Farm Payroll）の発表は、アメリカ現地時間で毎月1回、第1金曜日の午前8時30分と決まっています。

日本時間（JST、GMT+9）では、次の時間となります。

• サマータイム（夏時間）の4月から10月までなら、毎月の第1金曜日の午後9時30分
• ウィンタータイム（冬時間）の11月から翌年の3月までなら、毎月の第1金曜日の午後10時30分

雇用統計が発表される前日などは一時的に取引が停滞する瞬間があり、それらは「雇用統計待ち」と呼ばれたりします。

NFP以外の雇用統計はあるの？

以下が、有名で重要な雇用統計です。

• 失業率
• 建設業就業者数
• 製造業就業者数
• 小売業就業者数
• 金融機関就業者数
• 週労働時間
• ADP雇用統計
• 平均時給など

なかでもNFPと並んで、もう1つ重要な目安となるのが失業率です。

失業者とは、16歳以上で労働意欲のある労働力人口のうちに失業者の占める割合を示します。